川崎医科大学附属高校はコスパが良い？

結論から言わせて頂くと非常にコスパは良いと思われる。

勿論かなりの富裕層に限られる話ではあるが、掛けたコストに対するリターンは圧倒的に優秀である。

高校3年間でかなりのお金がかかるが、ほぼ確実に医学科に合格できる。

学校が公表している資料では90.1%となっているが、このような高確率で生徒を医学科に合格させる教育機関は国立・私立・予備校含め他には存在しないため、絶対に医師になりたい学生には非常にお勧めである。

高校3年間で掛かる公表されている分の費用はざっと1,500万円。全寮制なので寮での費用も含まれている。この金額で怯むようなら諦めなければならないが、支払った分の報酬はほぼ確約されているに等しい。

詳しい内訳は下記リンク内の生徒募集要項（PDF）を参照。

一昔前であれば川崎医科大学附属高校に通うのは、先祖代々医師の家系であるとか、大病院の病院長が何とかして子供に病院を継がせるため・・・、などの理由が多かったそうだ。

しかし、最近は大企業の役員、それもそんじょそこらの大企業ではなく国内超一流企業の重役・社長のご子息も多いため、将来的な人脈にも大いに期待して良いと言えるのでないだろうか。

全寮制で3年間に渡ってまさに同じ釜の飯を食うという体験は、将来に渡っての揺るぎない人間関係の構築に寄与するはずである。

川崎医科大学附属高校を経て川崎医科大学を卒業し、国家試験にも合格し、見事に医師になった方々を多少存じ上げているが、非常におおらかで人柄の良い方ばかりである。

そもそも附属高校の学生はおおむね穏やかでのんびりした生徒が多いそうなのだが、
これは世の中の嫌な面に触れることが少ないので、心優しい子供に育つことが多いということなのではないだろうか？

これからの医師に求められるのは、患者や医療チームなどとのコミュニケーション能力やホスピタリティーの高さであると言われているが、川崎医科大学附属高校ではまさにこの2つの能力を鍛える教育を行っていると言える。

これまでは川崎医科大学附属高校に通うことのメリットを書いてきたが、どんな素晴らしい学校にもネガティブな点もある。これは宣伝記事ではないのでその点についても触れることにする。

1つ目に関しては、これ以上触れることはない。

2つ目に関してであるが、川崎医科大学は留年率が非常に高い。他の大学でもそうだが、きちんと勉強しないと進級は出来ないので、甘えず勉強し続けることは絶対的に必要である。

3つ目に関してはそこまで気にすることではないのだが、世間が川崎医科大学に抱くイメージはある種のネガティブさを含んでいる。

情報社会であるが故、卒業大学などが容易に検索できるようになってしまったこともあり、中には担当する医師について調べる患者も少なからず存在する。
本人に直接何かのアプローチをしてくる人間はほとんどいないが、看護師などに聞いてくることあるそうだ。

ただし、本当に優しくて、真面目で、性格の良い医師の方が圧倒的に多いというのが実情である。受験勉強という他人を蹴落とすことに終始する学生生活を送っていないことも大きな利点だと思われる。

これまでの経験では難関大学卒業などという方が余程意地の悪い医師が多い印象である。

これまで川崎医科大学附属高校について書いてきたが、川崎なんて行きたくない！
と言いながら他の私立医学科を目指し、4～5浪して結局川崎医科大学に入学したご家庭などゴロゴロいる。

その学費がいくらになるか・・・。

医専予備校などと言われるところは学費だけで2～300万円がザラであり、中には500万円以上請求するようなところも存在する。

学費はもちろんだが、受験期間なども考慮し、学力に自信がなく、国立医学科でなくても良いという強い経済的基盤があるのであればのなら間違いなく医科大学附属高校を推す。

私立の医学科・獣医学部などに強いことを謳う中高一貫校は非常に多いが、コストパフォーマンスで言えば、川崎医科大学附属高校の圧勝と思う。

これから中学・高校受験を検討中のご家庭は是非参考にして頂きたい。

ここに記載できない情報もあるが、それはお問い合わせいただいた方に個別でお答えしているので、興味のある方はお気軽にお問い合わせを。