塾というビジネス。

塾なんていらない。

前回の記事で、まとめとして

塾は勉強に困っている生徒が行くところではなく、勉強ができる生徒が更にできるようになる為に行くべき場所である。

と書きました。

今回から、

何故、勉強に困っている生徒は塾に行くべきではないのか

について、掘り下げていきたいと思っています。

ところで、日本にはどれだけの数の塾があるかご存知でしょうか?

集団指導塾、個別指導塾、予備校などの学習塾に加え、家庭教師業なども加えると

およそ数え切れないほどの塾が存在します。

(因みに、このブログでは特に断りが無い限り、家庭教師なども塾として扱います)

正確な数が論点ではないので、調べる必要はありませんが、様々な塾が存在し、

それぞれ個性や強みを謳っていることはご存じだと思います。

何故、これほど多くの塾があるのでしょうか?

一つの理由を経営側の視点で言うと、当たれば非常に旨味があるビジネスだからです。

少し前までは集団指導を行う学習塾や予備校が存在感を放っていましたが、

社員講師を確保、維持する難しさや初期投資額の大きさなどから新規参入は容易ではありませんでした。

ただ、集団指導についていけない生徒や自分のペースで学習したいなどの、いわゆるご家庭のニーズの変化により、個別指導を売りにする塾が台頭してきました。

これは、アルバイト講師を指導時だけ採用すればいいので非常に合理的かつ、

経営的なコスパも良く、更なる新規参入を呼びました。

私もその中の1人ですが・・・。

多くの塾が月謝制を採用していると思いますが、事業の先読みもしやすく、

銀行からの融資も比較的受けやすい安心感もあります。

多くの塾経営者はこの事をよく理解しているので、これからも駅や学校の近く(商圏かつ講師確保)で、小規模(家賃)でなるべく路面(広告効果)に塾を出し、広告で集客をしていくことでしょう。

これは、経営者だけでなく、ご家庭にとっても分かりやすい事実であり、流れではないでしょうか。

塾が数多くあるもう一つの理由、今回の記事で一番重要なのはこちらなのですが、

それは、

広く指導法と言われるものに、絶対的なものがなく、また指導の効果に証拠もない

と言うことだと思っています。

絶対的なものがないがゆえに、集団指導に相対する個別指導も可能になり、

先取り学習、復習主義などとそれぞれの指導法の個性を謳えます。

そしてそれを受ける生徒は一人一人目的もレベルも違うので効果を明確に測ることはできません。

昔の日本に存在した、“寺子屋”という教育機関から現在に至るまで、絶対的な指導方法やシステムは生まれていません。

それは、指導というものが属物的なものでなく、属人的なものであることが大きな理由でもありますが、それだけ指導の効果が曖昧であることも意味します。

塾をお探しの方であれば、WEBでもご覧になったことがあると思いますが、

ほとんどの塾のページはこのような内容になっていると思います。

・確かな指導力(選び抜かれた信頼の講師陣)

・指導システム(指導+問題演習で実力を養成)

・カリキュラム(個人、時期に合わせた独自カリキュラム)

・実績(〇〇大、△△高校合格!)

大抵の塾のホームページは良くできていて、非常にわかり易いと思います。

そして、ほとんどの塾は嘘を書いていません。

実績に関しては、年数が浅い塾は若干盛るかもしれませんが・・・。

嘘を書く必要が無いからです。

大抵の塾は嘘を書かなくてもそこそこの結果が出るからです。

広告を信じて入塾してくれた生徒の中で、何人かがそこそこの結果を出してくれれば、

それを広告にしてまた生徒が入ってきてくれるからです。

塾と言うものは継続さえできれば、進学塾ならば進学塾に相応しい、

学校サポート型の塾ならばそれに相応しい結果が出るようになっています。

100人が100人、最高の結果を出す必要が無いし、それを求められることもない。

もちろん、ほとんどの塾は自分たちの指導法を信じ、生徒を一生懸命に指導していると思います。

頑張って指導して良い結果が出れば嬉しいし、成績が上がらないと悩み苦しみます。

それでも、ご家庭の不満が少なければ、指導の効果に証拠がなくても、毎年そこそこの実績が出れば運営できてしまう。

だからこそ、これだけ多くの塾が存在するのだと思います。

次回はご家庭が塾を選ぶときに参考にしがちな“実績”、“口コミ”について書いていきます。

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